2023年10月25(水)に当院院長が、岡山県の総合病院にて発熱/風邪診療外来に関する出張講演を医療従事者向けに開催します。
2023年5月より、COVID-19(新型コロナウイルス)は5類となり、法律上はどこの医療機関でも診療ができる、しなければいけないということになりました。しかし、これまで2類であった3年間、COVID-19を受け入れてこなかった医療機関との知識と経験の差は非常に大きく、また、受け入れていたとしてもCOVID-19の検査だけをしてきて、キチンと診察をして見極めることをしてこなかった医療機関も同等となっています。
検査もタイミングが重要であり、検査結果が陰性だからCOVID-19ではない…でもありません。そして、発熱していないから、翌日に解熱したから、元気だからCOVID-19ではないでもありません。COVID-19が一番やっかいなものは、その【感染力】です。
採血(炎症反応:CRPやWBC)では、ウイルスか細菌感染症かを見極めることも抗菌薬(抗生物質)を処方するべきかどうかもわからないというのが、平成~令和では医学常識なななか、昭和の慣習的な考え方で対応していませんか?
インフルエンザ、アデノウイルス、RSウイルス、ヒトメタニューモウイルスなど様々な
ウイルス感染症も同時に過去にない程に流行しています。
あなたのその発熱/風邪様症状は、本当に風邪ですか?その風邪薬は本当に効果がありま
すか?その抗菌薬(抗生物質)、アレルギー薬、喘息薬は効果がありますか?
そして、その検査に根拠がありますか?
感染症診療が苦手な医療機関が9割ともいわれるニッポン。
5類になった現在だからこそ、学び直す必要性があります。キチンと学んでいる医師は、
診察前の詳細な問診のうえに診察を行い、検査をするにも、結果に対しても、病名や処方
薬に関しても根拠をもって丁寧な説明を行います。
根拠がない医師は、問診はほとんどなく、検査いっぱい、薬いっぱい、説明がほとんどな
しになります。さあ、医師も患者さんもともに学び続けましょう!
今回は、平日水曜日での講演依頼にてさすがに遠方である岡山県へ実際に出張講演は難し
いので、WEBによる生講演にて開催します。
医学の進歩のスピードは、昔の1000倍以上とされます。インターネットが使えない医師
は勉強をやめてしまったと言ってもいいくらいです・・・医師は昔とった杵柄(きねづか)
では、やれない職業です。当院院長も毎朝、5時から2時間毎日勉強し、祝祭日も執筆や
講演の準備など日々、学びをずっと続けています。
ともに学びつづけましょう!