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【反省・・・】

感染症、アレルギー疾患、皮膚疾患&外傷、生活習慣病、漢方診療、プライマリケア疾患など幅広く正しく知識をアップデートし、地域医療に貢献すべく早朝勉(4~5時起床:2~3時間)を祝祭日も関係なく、10年以上継続しています。


その甲斐があってか、目の前に受診された患者さんに幅広く対応できるようになり、また、医療従事者向けの教育講演や書籍、医療系雑誌などの原稿を執筆し、出版もさせて頂き、6月には一般向けの風邪診療に関わる書籍も出版予定としています。感染症を得意分野としている強みをいかして、これまでに2009年の新型インフルエンザウイルスパンデミック、2020年から今のなお続いている新型コロナウイルスパンデミック、それに伴う発熱等風邪診療専門外来や後遺症外来を率先し、スタッフと一丸となり、対応してきました。

  

しかし、患者さんに安心して頂こうとその状態や病気は、「大丈夫です!重症な病気ではないので安心してください!」とお伝えしようとする想いが強いあまり、意図するものではないのですが語気も強くなり、不安の強い患者さんの気分を害されてしまう(怒らせてしまう)ことがこの15年で3~4回ほどありました…。また、コロナが世に出だした最初でどんなウイルスかも何も分からなかったときに、診察前に風邪症状のあるお子さんに飲食をさせてしまい、診察の際に大量に嘔吐され、こちらも少し動揺し注意を促して、親御さんに「ひどい!」と怒られたりしたことも1度…。(正直、当時はコロナがどんなウイルスかも不明でガウンもフェイスシールドなどもなく、非常に怖かったというのが本音です)


私も50歳になりますが、患者さん1人1人、不安に抱えているものが違うことを失念し、悪性疾患(がん)とか、細菌感染症とか悪化するような怖い病気ではないので大丈夫ですよと安心して頂こうという想いだけが強く、視点が1人よがりのものになり、不安を共感する力と気遣いや表現力が未熟なためでした・・・。本当に申し訳ない想いと未熟な自分が嫌になってしまいます。


自分の知識が広く深く増えていき、経験値も増えていくにつれ、驕りがあったのかもしれません。初めてそのような状態になり非常に不安を抱えている患者さんへの共感力がまだまだ欠けていました。猛省しております。


4月より、新スタッフも増員となします。新たな疾患説明リーフレットを作成し、患者さん1人1人の気持ちに寄り添い、少しでもその不安を軽減し、わかりやすい説明と表現が伝わるように作成を手掛け、対応を改善できるように実行にうつしております。スタッフとも共有し、朝礼の際に接遇も含めた10分間のワンステップミーティングに反映させていく所存です。気分を害されてしまった患者さんには、大変申し訳ありませんでした。



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