北陸3県での第6波がいまだにおさまらない状況が続いています。3月中旬時点で、オミクロン株が主体となる第6波のコロナ感染による後遺症(遷延性症状)で悩む患者さんが少しずつ増えてきています。
オミクロン株が、今まで以上に風邪や花粉症との区別がつきにくい上気道炎の症状が特徴となっているため、これまで以上にコロナのPCR検査や抗原定性検査だけで診断してしまうような医療機関では、他の疾患を見逃してしまったり、多くは翌日に解熱したり、風邪様症状が3~6日で軽減してしまうことの多いオミクロン株の特徴を知らない医師が、「翌日、解熱しなければコロナの検査をしましょう」という間違った認識のまま診療をしている医療機関の見逃し症例も多く、それらも感染拡大の原因の一因となっています。
ブースター接種や小児へのワクチンの考え方をコロナ後遺症(遷延性症状)と関連も含め、感染症を専門の1つとする当院院長が、富山テレビより取材を受けました。